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アップルの「App Store」、公正取引委員会による調査が終結

「リーダー」アプリ内へのWebリンク設置を許可へ

 アップル(Apple)は9月1日、公正取引委員会との合意に基づき、将来的にApp Storeへ導入するアップデートを発表した。

 2022年初めから、世界中の「リーダー」アプリの開発者は、自社Webサイトへのリンクをアプリ内に設置できるようになる。

 「リーダー」アプリとは、デジタル版の雑誌や新聞、書籍や音楽などのコンテンツ(サブスクリプション含む)を提供するアプリのこと。

 App Storeのガイドラインでは、「リーダー」アプリの開発者に対して、デジタルサービスやサブスクリプションの販売に際し、アップルのアプリ内決済システムの利用を義務付けていた。

 今回は、開発者がアプリ内に自社Webサイトへのリンクを含めることができるようになり、条件が緩和されたかたちとなる。

 日本の公正取引委員会による調査が終了し、合意が得られたことによって、今回のアップデートにつながった。アップデートの内容は、App Storeで公開されている世界中のすべての「リーダー」アプリに適用される。

 なお、アップデートの内容が適用される前に、アップルではガイドラインと審査プロセスを更新する予定。同社は、「『リーダー』アプリの開発者がユーザーを外部Webサイトへ誘導する場合も、ユーザーを保護する」としている。