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グーグル、スマホの画像認識で視覚障害者ランナーをサポート

 グーグルは同社の公式ブログで、視覚障害を持つランナーをサポートする取り組み「Project Guideline」に関して紹介している。

 Project Guidelineは、2020年に米国で発表された研究開発プロジェクト。同プロジェクトは、Androidスマートフォンで動作する画像認識技術を活用し、視覚障害を持つランナーの走りをサポートするというもの。

 ランナーが地面に引かれた色付きの線の上を走ると、線に対するランナーの位置を機械学習モデルが瞬時に判断する。ランナーが装着するヘッドホンにはガイド音声が届くため、その音を頼りにしながらランニングを楽しめる仕組み。

 グーグルは、変化する自然環境を含むさまざまな環境下でも判断の正確性を保つため、同社の機械学習用オープンソースライブラリ「TensorFlow」を用いて機械学習モデルを構築した。その上で、可能な限り多くのデータを収集して機械学習モデルに学習させ、精度を向上させる取り組みを続けている。

 東京パラリンピックの開催に伴ってパラスポーツへの注目度が高まる中、グーグルはこのプロジェクトを日本でも発表した。同社が日本における最初のパートナーとして迎えた全盲ランナーの御園政光氏は、5月にProject Guidelineによるガイドのみで10kmを完走することに成功していた。

 グーグルは、視覚障害を持つ多くの人々からのフィードバックを受けながら、研究開発を進めていく。