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Androidの2021年8月のセキュリティパッチ情報が公開

 米グーグル(Google)は、2021年8月付のセキュリティパッチで修正されたセキュリティに関する情報を公開した。脆弱性は、8月5日以降のセキュリティパッチレベルの適用で、すべて対処される。

Media Frameworkコンポーネントの脆弱性

 今回のなかで「Media Frameworkコンポーネント」のセキュリティ問題が最も深刻度が高い脆弱性として挙げられている。

 ローカルの悪意のあるアプリがこの脆弱性を悪用すると、データを、ほかのアプリから分離しているオペレーティングシステムの保護を「回避する」可能性があるという。

すべてのユーザーに最新ソフトへ更新を推奨

 このほか、パッチレベル「8月1日」では重大度が高い問題10件、パッチレベル「8月5日」では重大度が高い問題19件、重大度が致命的の問題5件(どちらもクアルコムとMediaTekのコンポ―テント含む)について対処されている。

 グーグルは、脆弱性の問題について、「最新のAndroidバージョンでは対策が強化され、悪用される可能性が低減されている」とし、ユーザーに可能な限りAndroidの最新バージョンにアップデートするよう促している。

 また、Androidセキュリティチームは「Google Play Protect」を通じてアプリの不正な挙動を監視しており、「潜在的に有害なアプリ」をユーザーに警告している。GMS(Google Mobile Service)搭載端末ではデフォルトで有効になっており、Google Play以外からアプリをインストールするユーザーにも有効だとしている。