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ドコモが発売する「Glass Enterprise Edition 2」にさっそく触ってみた

 NTTドコモは、法人向けデバイスとしてグーグルのスマートグラス「Glass Enterprise Edition 2」を8月10日に発売する。

 本誌は、ドコモが15日に開催した「docomo 5G DX MEETUP for business」において、同デバイスに触れる機会を得られた。

作業支援や顔認識も用意

 Glass Enterprise Edition 2は、従来のスマートグラスと比べて軽量コンパクトなデザインが特長。見た目も類似製品よりは一般的なメガネに近く、8MPのカメラ、タッチパッド、バッテリーを搭載しながら重量は46gに抑えられている。

 下の写真のように、顔写真を登録しておくと、その人物と対面した際にグラスのディスプレイ上に氏名を表示することなどができるソリューションが用意される。また、どのグラスに誰が写ったかをLINEのメッセージで送信できるという。

登録した人の顔を検知するとディスプレイに名前が表示され、LINEとの連携も可能

 同社では、想定する使用事例として、同社が提供するソリューションと組み合わせて製造業やフィールドサービスなどにおいて、遠隔地の映像を見ながらの作業指示やオンラインレッスンなどを紹介しており、前述の顔登録の機能を活用して迷子捜索などにも利用できるとしている。

顔を認識し、奥のディスプレイに名前が表示されている

 現在、対応するソリューションは「Google Meet」(ビデオ会議)、「TeamViwer Frontline」(遠隔作業支援)、「SAFR」(顔認証)となっている。また、2022年3月には遠隔作業支援の「Smart Glass Cloud」に対応予定となっている。

DX AWARDSにXR特別賞

 今回のGlass Enterprise Edition 2発売開始に合わせて、ドコモが行っている新たなソリューション創出のコンテスト「docomo5G DX AWARDS 2021」にはスマートグラス活用のソリューションを表彰する「XR特別賞」が新設される。