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エレコム製Wi-Fiルーターに脆弱性、使用中止を呼びかけ

 エレコムは、同社製のWi-Fiルーターなど一部のネットワーク製品に脆弱性があることを明らかにした。対象商品のソフトウェアアップデートは終了しており、後継製品への買い替えが推奨されている。最近の製品ではひとまずの被害軽減・回避策も合わせて紹介されている。

対象製品のひとつ「WRC-1167FS」

2017年発売の製品は

 2017年に発売された「WRC-1167FS-W」「WRC-1167FS-B」「WRC-1167FSA」ではOSコマンドインジェクションの脆弱性が指摘されている。

 これはWeb管理ページにアクセスできる攻撃者によって、任意のコマンドが実行されてしまうリスクがあるというもの。製品の使用中止、あるいは軽減・回避策を取るよう案内されている。

 回避策としては、設定画面へのログインパスワードを変更することや、設定画面ログイン中はほかのWebサイトへアクセスしない、といった内容になる。

2017年発売の対象製品
  • WRC-1167FS-W
  • WRC-1167FS-B
  • WRC-1167FSA

2013年~2014年発売の対象製品は使用中止を

 2013年~2014年に発売された脆弱性対象の製品については、使用を中止するよう案内されている。認証の不備により、任意のコマンドが実行される可能性があるため。

2013年~2014年発売の対象製品
  • WRC-300FEBK
  • WRC-F300NF
  • WRC-733FEBK
  • WRH-300RD
  • WRH-300BK
  • WRH-300SV
  • WRH-300WH
  • WRH-300BK-S
  • WRH-300WH-S
  • WRH-H300WH
  • WRH-H300BK