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クアルコム、5G基地局向けに無線信号処理装置の新製品

PCIe準拠、標準的なサーバーに追加可能

 米クアルコム・テクノロジーズは、ネットワークオペレーターやインフラベンダー向けの新製品「Qualcomm 5G DU X100」を発表した。

Qualcomm 5G DU X100

 「Qualcomm 5G DU X100」は、Sub-6とミリ波の周波数帯を同時にサポートする。ネットワークオペレーターが追加開発せずに、O-RANフロントホールと5G NRの物理層(High-PHY)を展開しやすくなるという。

 同カードはPCIe規格に準拠し、標準的なCOTS(Commercial-Off-The-Shelf)サーバーにシームレスに追加できる。遅延の影響を受けやすく、サーバーCPUの負荷が高い、復調、ビームフォーミング、チャネル割り当て、Massive MIMOの計算などを担う。公衆網とプライベートネットワークの両方に対応する。

 クアルコムでは、同製品の技術サンプルを2022年の前半に出荷する予定。