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「バーチャル甲子園」、地方大会を含めた2400試合以上をライブ中継

KDDI協力で地方球場のネットワークを整備

 朝日新聞社と朝日放送テレビは、運動通信社が運営する「SPORTS BULL」内の「バーチャル高校野球」で、KDDIの協力のもと地方球場の通信ネットワークを整備し、地方大会全試合の中継を目指す新プロジェクトに取り組む。

 同プロジェクトの初年度となる、第103回全国高校野球選手権大会では、地方大会の約6割となる2400試合以上を中継する。

 2020年は各地方の高校野球独自大会を合計1100試合、2019年は第101回全国高校野球選手権大会の地方大会を約900試合中継した。

 今回のバーチャル高校野球では、6月28日にスタートした南北海道大会函館支部予選を皮切りに、第103回大会の地方大会を2400試合以上ライブ中継する。各都道府県で開催される49地方大会の準決勝試合を配信し、29大会は全試合をライブ中継する。

 全試合のライブ中継は、青森、岩手、秋田、栃木、群馬、埼玉、千葉、山梨、愛知、新潟、長野、石川、福井、滋賀、京都、大阪、奈良、和歌山、岡山、鳥取、山口、香川、徳島、愛媛、長崎、熊本、大分、鹿児島、沖縄大会が対象。

 今年度から、各地方大会の映像を見逃し配信として販売する。購入方法は、1試合ごとに1960円または、高校野球の全試合を4900円から選べる。

地方大会の見逃し配信や、全試合の見放題パスも

 このほか、スマートフォンでの閲覧に適した短尺の縦型動画を「スーパープレイ動画」として配信する。動画は「SPORTS BULL」アプリ内の「スーパープレイ動画」より閲覧できる。

スーパープレイ動画

 また、全国高等学校女子硬式野球選手権大会は、3回戦(ベスト16)以降の試合をライブ中継する。同大会の決勝戦は、史上初めて甲子園球場で開催される予定。

 SPORTS BULLは、iOS、Android向けにそれぞれアプリを提供するほか、パソコン、スマートフォンのブラウザに対応している。