ニュース

auの「SIMロック解除」案内ページにnoindex設定、KDDI「暫定ページに設定したことによるミス」

 auのWebサイトにある「SIMロック解除の手続き」を案内するページにおいて、検索エンジンの対象から外す「noindex」が設定されていたことが28日、判明した。

 KDDIによれば、本来誘導したいページに案内するため、暫定的に用意していたページに「noindex」を設定する一方、本来案内したいページには「noindex」は設定していなかった。

 しかし狙いは外れ、本来のページと暫定的なページ、どちらも検索エンジンの結果に表示されなくなり、ユーザーからアクセスしづらい状況になってしまった。

経緯

 KDDIによれば、SIMロック解除を案内するページは、本来案内したいページとほぼ同一内容の暫定的なページの2つがあったという。

 暫定ページが用意されたのは、UQ mobileの事業継承後の新料金プラン投入や、オンライン専用料金プラン「povo」の登場があったためとのことだが、より詳細な理由については、判明次第、本稿に追記する。

 そうして運用されていた中、5月中旬以降、暫定ページが検索結果上位になっていたことを把握した同社では、「本来案内したいページ」が上位になるよう対策を施すことを決めた。そして6月9日付けで「暫定ページにnoindex」を設定するとともに、本来案内したいページには正しいページであることを検索エンジンに認識させるタグ(canonical)を設定した。

 しかし、6月25日時点で、両ページとも検索結果に反映されず、FAQページが上位になっている状況を把握。週明けの6月28日になってから、SNSでも話題になり、現在、本来のページが案内されるよう対応を進めているという。同社ではSIMロック解除の手続きそのものを進めにくくする意図はなかったと説明。検索エンジン対策を進めたなかで、狙い通りにいかなかったことがユーザーの誤解を招く状況となったようだ。