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ソフトバンクと神戸物産、AIを活用した次世代型スーパー

 ソフトバンクと神戸物産は、神戸物産直営店「業務スーパー天下茶屋駅前店」(大阪市西成区)を、AIなどを活用した次世代型スーパーの実験店舗にすることを発表した。オープンは8月26日の予定。

 次世代型スーパーとして実施する主な取り組み内容は、「品切れの自動検知」「『レコメンドカート』の導入」「レジの待機人数を予測」の3つ。

品切れの自動検知

 陳列棚の映像をAIカメラで解析して、品切れを自動検知しスタッフに知らせるシステム。このシステムにより、最適なタイミングで商品が補充できる。

このシステムで店舗側は、スタッフの業務量や人件費を削減できるという

「レコメンドカート」の導入

 ショッピングカート「レコメンドカート」に設置のタブレットで商品のバーコードを読み取ると、AIが導き出したおすすめ商品やレシピがタブレットに表示されるシステム。また、タブレットでカート内商品の一覧やその時点での買い物の合計金額を見ることもできる。カートをレジと連携させるとセルフレジとしても利用できるため、レジに並ぶことなく精算できるようになる。

ヤフーのビッグデータや神戸物産の実績データをもとにAIが分析

レジの待機人数を予測

 店内に設置したカメラの映像をもとに、入店人数やレジの待機人数、精算にかかる時間などをAIで分析することで、レジの待機人数を予測する。予測の結果は、曜日や時間帯ごとのレジの稼働台数やスタッフの配置の判断などに使われ、適切な台数のレジを稼働することで、レジの待機人数が削減される。

 ソフトバンクは上記以外にも、店内におけるお客さまの動線分析のほか、サイネージでの情報配信やその視聴者の属性分析など、さまざまな取り組みを今後実施するという。