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Yahoo! MAPの「混雑レーダー」、再開1年で利用5倍に

 ヤフーの「Yahoo! MAP」アプリにおいて、昨年4月10日から提供再開した地図上でエリアやターミナル駅周辺の混雑度を視覚的に確認できる機能「混雑レーダー」が、提供再開から1年を迎えた。同機能の利用率は提供再開前の1年と比較して約5倍になり、提供再開直後のピーク時は、提供終了直前と比較して約36倍となった。

 昨年4月7日に「緊急事態宣言」が発令され、地図上で混雑度を確認できる同機能の再開を望む声が多かったことを受けて、「緊急事態宣言」発令から3日後の4月10日に提供を再開した。再開にあたっては、2020年1月末の提供終了以前より大幅に位置情報データ数を増やし、表示の仕組みが改良されたことで、より高い精度で混雑状況を表示できるようになった。

 同機能は、ヤフーが提供する各アプリ上で位置情報の利用を許可しているユーザーのデータをもとに算出した混雑状況を、色で段階的に表現するヒートマップとして、「Yahoo! MAP」アプリ上で確認できる機能。従来は、「最短2時間前から26時間前まで」の混雑状況を提供していた。

 しかし、その後政府が提言した「新しい生活様式」において、混雑を避けた行動が必要と示される状況下で、より直近の混雑状況の確認が求められた。

 それを踏まえ、同機能では2020年5月25日より、よりリアルタイムに近い「最短20分前から24時間20分前まで」の混雑状況を確認できるようになった。

「混雑レーダー」の使い方

 「Yahoo! MAP」アプリを起動後、「混雑」ボタンをタップして「混雑レーダー」を開く。

 画面下部のスライダーを動かすことで、各時間帯の混雑状況が確認でき、また再生ボタンをタップすると、24時間前から20分前までの混雑状況の推移をアニメーションで再生できる。