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ドコモ、NVIDIAプラットフォーム活用で5G時代にあわせたサービスを提供

 NTTドコモは、5G時代における新たな環境づくりを目的として、NVIDIAプラットフォームを活用し、ドコモオープンイノベーションクラウドで新たなGPUメニューである「NVIDIA Quadro RTX 8000メニュー」と、「GPU分割利用メニュー」の提供を開始した。

 ドコモオープンイノベーションクラウドは、5G時代に求められる低遅延、高セキュリティを特長とし、ドコモ網内の設備にクラウド基盤を構築することで実現している。科学的シミュレーション、動画配信、画像認識、ゲーム、AR/VRなどの低遅延性が求められる幅広い分野の研究開発において、ドコモオープンイノベーションクラウドは最適な環境づくりを目指している。

 今回新たに追加された「NVIDIA Quadro RTX 8000メニュー」では、幅広い分野の研究開発に活用されているNVIDIA Quadro RTX 8000が利用できる。NVIDIA Quadro RTX 8000は、レイトレーシング用の専用プロセッサとAI用の専用プロセッサを備えたうえで、48GBの高速なGDDR6メモリを搭載しており、大規模なレンダリング、AI、VR(バーチャルリアリティ)、ビジュアライゼーションのワークロードに対応できるコンピューティング性能を提供する。

 また、「GPU分割利用メニュー」は、1枚のGPUを複数の仮想コンピューターで共有できるNVIDIA仮想GPU (vGPU)ソリューションを採用している。このメニューでは、NVIDIA Quadro RTX 8000およびNVIDIA V100が活用でき、1枚のGPUを最大8インスタンスで同時に利用できるようになるため、利用料金を抑えながら、より高性能なGPUを導入しやすくなる。

 同社は今後も、5G時代に求められるさまざまな業界に向けた、最適なクラウドソリューションを提供していくとしている。