「Android 12」の開発者向けプレビュー3が公開

　グーグルは、Android 12の開発者プレビューの第3弾を公開した。開発者プレビュー2がインストールされたPixelにはソフト更新（OTA）で今回のアップデートが配信される。

　今回のバージョンでは、アプリの起動時の挙動が改良された。すべてのアプリに対して新しい起動アニメーションが表示され、アプリアイコンを示すスプラッシュ画面が表示された後、アプリ本体に移る挙動が追加された。これらの挙動はデベロッパーで外すこともできる。

　また、通話通知の改善により、テンプレートを使用して、着信、発信、およびスクリーンで送信された通話の通知を作成できるようになった。大きなアバター画像を添付したり、テキストを提供したり、ボタンの色のヒントを設定したりできる。Androidの通話に関する通知は、画面上の通知領域の上に配置し、より可視性が高まった。

　さらに、アプリが「正確な時刻のアラーム」を使用する場合、ユーザーからの許可が必要になるという。「正確な時刻のアラーム」は、端末の電力を多く消費するが、多くのアプリでは「時刻の精度」を必要としないアラームを使用している。

　目覚まし時計など時間の精度が必要なアラームをアプリで使用する際は、「正確な時刻のアラームを使用する」権限をユーザーにリクエストし承認を得る必要がある。この承認は、ユーザーがAndroidの設定画面からいつでも取り消すことができる。

　このほかに、触覚ツールの拡大やカメラセンサーのサポート、バックアップサービスの柔軟化なども行われている。