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7月から「電話リレーサービス料」、年間で7円負担

 総務省は、2021年7月からスタートする「電話リレーサービス」の周知活動を始める。携帯電話の番号1つにつき、ユーザーが年間7円を負担する内容などが今後、アピールされる。

 電話リレーサービスは、聴覚障害者や発話に困難を抱える場合でも電話を利用できるようにするサービス。オペレーターが手話などで通訳するもので、24時間365日利用できる。緊急通報や日常的な仕事、家族、友人とのやりとりなどに対応する。

 電話サービスを提供する事業者が、支援機関である電気通信事業者協会へ負担金を納付。支援機関は、それを交付金として提供機関である日本財団電話リレーサービスに納付する形でサービスを維持する。各電話会社は電話番号数に応じて負担金を拠出し、2021年度は7月から2022年1月まで、電話利用者から各月1円(年度内で計7円)を「電話リレーサービス料」として徴収する。

 金額は電気通信事業者協会による算定。電話リレーサービスは、5月中旬から利用者登録を開始する予定となっている。