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LINEが「Aホールディングス」に商号変更、ヤフー親会社の筆頭株主に

ZHDとLINEの経営統合に伴うもの

 ソフトバンクとNAVERは、2月28日にLINEの商号を「Aホールディングス」(AHD)に変更すると発表した。ヤフーの親会社「Zホールディングス」(ZHD)とLINEの経営統合に伴う変更。

 ソフトバンクとNAVERは、AHDの株式をそれぞれ50%ずつ保有し、AHDはZHDの株式を65.3%保有する予定。ZHDの上場を維持しつつ、ソフトバンクとNAVERおよびZHDとLINEとのシナジー創出を図る格好となる。

 なお、旧LINEの事業については、同日、全事業をLINE分割準備会社に承継させる。

 AHDのAについて、「『A-to-Z』の英語表現の意味の通り、グループ全体でシナジーを創出すること」、「今後、グループ全体でAIを活用した事業領域に注力していくこと」、「まずはアジア(Asia)へ向けた事業展開を志向し、将来はグローバルへ事業を展開していくこと」の3つの両社経営陣の想いを込めているという。

 また、AHDの役員体制を3月1日付けで変更する。代表取締役会長にNAVERの李 海珍氏、代表取締役社長にソフトバンクの宮内 謙氏が就任。取締役は、NAVERの黄 仁埈氏とソフトバンクの藤原 和彦氏、また社外取締役として小柴 満信氏が就任する。