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ドコモの「dデリバリー」終了へ、ドコモ広報に聞いてみた

 NTTドコモは、フードデリバリーサービス「dデリバリー」を終了する。5月1日2時に注文受付を終え、6月30日13時にサービスを終了する。

 ドコモでは2014年5月から提供されてきたサービス。出前館との協力のもと提供されてきたが経営資源を集中するため、サービスの終了が決まった。その出前館は、LINEからの出資を受けている。LINEはソフトバンク系列のZホールディングスと経営統合する予定で、出前館はソフトバンク陣営のサービスとも言える状況だ。

 dデリバリーの終了について、ドコモ広報は「お客さまのニーズと市場環境の動向を見ながら、自社サービスラインナップの戦略などを踏まえ、経営資源を集中すべくサービスの提供を終了することにいたしました」と回答。

 コロナ禍のなか、宅配へのニーズが高まるなかでの終了を不思議に思う声もある。これについてもドコモ広報は「宅配需要の高まりとともに、デリバリ―市場の競争が激化するなどの事業環境の変化を踏まえた上でサービスを終了することにいたしました」という。

 それでは、代わりとなるサービスはあるのか。そのひとつとして「レシピ付き食材セットを宅配する『dミールキット』があります。また、「ピザハット」などがフード宅配サービスでd払いをご利用いただけます」(ドコモ広報)とコメント。直接的な代替となるサービスは現時点ではない形となった。