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ソフトバンク、プロ選手の骨格の動きを比較できるアプリを実証実験

 ソフトバンクは、5G時代にふさわしいスポーツコーチングプラットフォームの商用化を目指し、骨格推定技術とAIを活用した実証実験を11月~2021年3月31日まで実施している。

 同実験では、骨格推定技術を活用した専用アプリ「コーチングAIカメラ」や、映像解析AI「AIコーチング」のアドバイスが、スポーツ技術向上に寄与できるのかを検証している。

 「コーチングAIカメラ」は、ユーザーとプロ選手のフォームのマッチ度がスコア化される「プロ真似カメラ」と、ユーザーと上手い選手の骨格の動きを比較できる「くらべるカメラ」の二つの機能を備える。

 「プロ真似カメラ」は、野球とバスケットボールに対応する。比較ができるプロ選手は、福岡ソフトバンクホークスの選手や、B.LEAGUE所属のプロバスケットボール選手など。

 「AIコーチング」は、野球のバッティングフォームの映像をAIが解析し、改善のためのアドバイスを行う。

 同実験は、鹿屋体育大学の協力の下実施される。また、アプリの検証は、福岡ソフトバンクホークスとシーホース三河U15、気仙沼市教育委員会、徳之島町・徳之島町教育委員会、鹿屋体育大学、九州産業大学、仙台大学、石巻専修大学などで行われる。なお、アプリの検証に参加する団体を今後募集する。

 ソフトバンクでは、ICTを活用した次世代育成支援に取り組んでいる。今回の取り組みでは、部活動やスポーツクラブの指導者不足の解消や、スポーツ技術向上を目指すすべてのユーザーをサポートすることを目指しているという。

 なお、商用化した場合、ソフトバンクのコンテンツ配信サービス「5G LAB」で展開する。