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J:COM新サービス発表会――専用アプリ無しでかけ放題、月1500円

吉高由里子を起用した新CMも

ジュピターテレコム代表取締役社長の石川 雄三氏

 ジュピターテレコム(J:COM)は、17日に新サービス発表会を実施。J:COM TVとネットフリックス(Netflix)を融合させたテレビサービスの新プランとJ:COM MOBILEの新かけ放題プラン、吉高由里子を起用した新CMが発表された。

J:COM MOBILEで60分かけ放題プラン

 J:COMのMVNOサービス「J:COM MOBILE」で、1回60分以内であれば何度でもかけ放題の通話定額プラン「かけ放題(60 分/回)」を、12月2日から提供する。料金は月額1500円(税抜、以下同)。

 同発表会では、J:COM代表取締役社長の石川 雄三氏が登壇した。

 石川氏によると、無制限でのかけ放題サービスはなかなか低価格での実現は難しいが、全体の99%以上を占める60分/回の通話に限定することで、1500円という低価格でのサービス提供を実現できたという。

 また、採算的には現状では厳しいが、将来的な卸価格の低下を期待しており、それを見越した価格設定だとコメントしている。

 今回のかけ放題プランは、スマートフォン標準の電話アプリからの発着信で適用される。石川氏は、専用アプリによるかけ放題サービスも検討したが、折返し時や電話帳の移行など使い勝手が著しく低下してしまう実情を鑑み、標準の電話アプリによるかけ放題サービスにこだわったと考えを示した。

 また、J:COM MOBILEでは、1回5分以内のかけ放題プラン(月額850円)も用意しており、ユーザーの利用状況に合わせてプランを選択してほしいとしている。

人気のプランや他社20GBプランについて

J:COM代表取締役社長の石川 雄三氏

 発表会の質疑では、J:COM MOBILEの人気プランについて問われた。

 石川氏は、販売攻勢としてはデータ容量1GBで980円のプランが多いという。

 端末の売上では、Galaxy A20とiPhone SE(第2世代)が売上を伸ばしているとのこと。

 また、KDDIやソフトバンクがサブブランドで提供する20GB約4000円のプラン展開について、「両者とも挑戦的で安い値段で提供されている」と評価する一方、「J:COM MOBILEでは、家族割など特別な条件なく利用できるシンプルな価格構造であるため、キャンペーン施策などで十分に戦える」との考えを示した。

J:COM TVとネットフリックスがセットになった「J:COM TV フレックス」

 J:COM TVの専門チャンネルとネットフリックスがセットになった新料金プラン「J:COM TV フレックス」12月2日から提供する。価格は月額5160円。

 J:COM TVのサービスプランで標準的なプランとして「J:COM TV スタンダード」プランがあるが、これと同じ月額料金で提供する。

 専門チャンネルは、スポーツや総合エンタメ、音楽のチャンネルを揃えたAプランと映画やドラマ、アニメ、ドキュメンタリーを揃えたBプランを用意した。チャンネル数はいずれも27チャンネル。

J:COM LINKでネット動画の視聴頻度が向上

 J:COMでは、新セットトップボックス「J:COM LINK」を提供している。「J:COM LINK」では、テレビや録画コンテンツを外出先から視聴したり、テレビでネット動画やYouTube動画を視聴したりできる。

 社長の石川氏によると、「J:COM LINK」で4K放送を視聴できるユーザー台数は、2021年1月に100万台を突破する見込みで、「J:COM LINK」に切り替えたユーザーの多くが視聴時間の増加につながったという。

 一方、ユーザーからは専門チャンネルとネット動画配信サービスをどちらも低価格で視聴したいユーザーや、J:COM専門チャンネルでは視聴できないコンテンツを視聴したいというユーザーの声があり、同プランの提供を実現したとしている。

吉高由里子を起用した新CM

 J:COM MOBILEの新CMとして、吉高由里子を起用した「J:COM モバイル『サンドバッグ』篇」を11月20日より放映する。

 J:COM公式YouTubeチャンネルでは、CMのほかメイキング映像なども公開されている。

J:COM モバイル「サンドバッグ」篇