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KDDI高橋社長、楽天モバイルのローミング関係に「もともとの計画通り」

 30日、KDDIの高橋誠社長は、決算会見の中で2021年3月末で東京都での楽天モバイルとのローミングエリア提供が原則終了することについて、業績への影響を問われ「もともとの計画通り」とコメントした。

 第4の携帯電話事業者として参入した楽天モバイルは、自社エリアが拡がるまで、auのエリアを借り受ける形となっている。一方で、当初より、各都道府県の人口カバー率が70%を超えると、楽天モバイルが求める一部エリアを除き、その地域でのローミングを順次終了することになっていた。

 高橋氏は「(楽天モバイルのエリアが)東京、大阪、名古屋は70%に達したとのことで、東京都でのローミング提供は原則、2021年3月末で終了することになった。とはいえ、山間部や地下鉄でのエリアは引き続き受け入れる。これはもともとの計画通り。業績への影響は特に出ていない」と語った。