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前年同期比でMacは29%、iPadは46%の売上増——Appleが第4四半期決算を発表

 米アップル(Apple)は10月29日、2020年度第4四半期の業績を発表した。

 第4四半期の売上高は647億ドル(約6兆7583億円)で、7~9月期の売上としては過去最高を記録した。第4四半期における売上は、米国が41%で米国以外の市場が59%を占める。

 製品カテゴリー別の売上は、iPhoneが前年同期比で-21%の264億4400万ドル(約2兆7622億円)で、Macが+29%の90億3200万ドル(約9434億円)、iPadが+46%の67億9700万ドル(約7100億円)、Apple Watchなどのウェアラブルおよびホーム関連製品が+20%の78億7600万ドル(約8227億円)、その他サービスによる売上が+16%の145億4900万ドル(約1兆5119億円)となった。

 通期比較では、iPhoneが前年比-3%の1377億8100万ドル(約14兆3928億円)、Macが+11%の286億2200万ドル(約2兆9898億円)、iPadは+11%の237億2400万ドル(約2兆4782億円)、Apple Watchなどのウェアラブルおよびホーム関連製品が+25%の306億2000万ドル(約3兆1985億円)、その他サービスによる売上が+16%の537億6800万ドル(約5兆6166億円)となった。全体の売上は2745億1500万ドル(約28兆6730億円)で、前年より5.5%成長している。

 Apple CEOのティム・クック氏は、「当社の傑出した7~9月期業績が目覚ましい会計年度の締めくくりとなります。今回会計年度中、極めて乱高下する困難なマクロ環境にもかかわらず、当社は過去最高の売上高、1株当たり利益、そしてフリーキャッシュフローを達成しました。」とコメントした。

 当期の配当として、Appleは普通株式1株あたり0.205ドルの現金による配当を行う。