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iPhoneは微増、MacとiPadが好調——アップルの第3四半期決算

 米アップル(Apple)は7月30日、2020年度第3四半期の業績を発表した。第3四半期の売上高は約597億ドル(約6兆2398億円)で前年同期比+11%、売上高に占める米国以外の割合は60%にのぼる。

 製品カテゴリー別の売上では、iPhoneが前年同期比で+1.6%の約264億ドル(約2兆7580億円)、Macが+21.6%の約70億ドル(約7313億円)、iPadが+31%の約66億ドル(約6895億円)、Apple Watchなどのウェアラブルおよびホーム関連製品が+17%の約65億ドル(約6790億円)、その他サービスによる売上が+15%の約131億ドル(1兆3685億円)となった。

 Apple CEOのティム・クック氏は、「Appleの第3四半期の業績は、製品・サービスの両方で2桁増を記録したほか、世界の全セグメント(アメリカ、ヨーロッパ、中国、日本、その他アジア)で成長した。今回の業績は、不確実な時代にApple製品が消費者にとって重要な役割を果たしていることと、絶え間ないAppleのイノベーションの証である。」と語った。

 このほか同氏は、「Appleは製品・活動を通じてより良い世界の実現を指針とし、Racial Equity and Justice Initiative(人種間の公平と、正義のためのイニシアチブ)活動に1億ドルを投資するほか、2030年までにサプライチェーンの100%でカーボンニュートラル達成を約束している。」とコメントしている。