「iPad」第8世代／USB-C対応の「iPad Air」が発表

　アップルは、第8世代の「iPad」と、第4世代の「iPad Air」を発表した。登場から10年を迎えたiPadはこれまで5億台を販売。ProやAirなどをラインアップするiPadシリーズのなかでベーシックなモデルとなる「iPad」の最新モデルと、軽量さを特徴に打ち出す「iPad Air」の最新モデルとなる。

iPad

iPad Air

　iPadは9月18日、iPad Airは10月の発売となる。

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　10.2インチのRetinaディスプレイ（2160×1620ピクセル、264ppi、500nit）を搭載する「iPad」（第8世代）は、A12 Bionicチップを搭載し、毎秒5兆回の演算を実現するニューラルエンジンも内蔵する。Wi-FiモデルとLTE対応モデルがラインアップ。容量は32GBか128GB。

　後述するiPad Airと異なり、こちらの外部接続端子はLightningコネクターとなっている。なお、パッケージにはLightning - USB-Cケーブルと、USB-C電源アダプターが同梱される。

　ニューラルエンジンにより、たとえばスポーツ中の人をカメラで捉え、その動きを解析するなど、幅広く利用できる。

　Bluetoothで、XboxやPlaystationなどのコントローラーをつなげて、より本格的なゲームを楽しめる。

　圧力や傾きを検知するセンサーも搭載する。

　Apple Pencil（第1世代）やSmart Keyboardにも対応する。スケッチ、手書きでのメモ、PDFなどへの注釈をApple Pencilで操作できる。キーボードでは、ロジテックのキーボードも利用できる。

　背面に8MPカメラ、フロントにFaceTimeHDカメラを搭載。

　ホームボタンそばにステレオスピーカーも備えており、映像コンテンツも楽しめる。iPadを購入すると、1年間、Apple TV＋を無料で体験できる。

　iPadOS 14を搭載して出荷される。大きさは250.6×174.1×7.5mm、重さは490g（Wi-Fi+Cellularモデルは495g）。Touch IDセンサーを兼ねるホームボタンや、3.5mmイヤホンジャックが配されている。

　セルラー対応モデルはデータ通信のみサポート。LTEの対応バンドはバンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、29、30、34、38、39、40、41、66、71。nanoSIMとeSIMに対応する。

　同梱品はUSB-C充電ケーブル（1m）と20ｗのUSB-C電源アダプター。

iPad Air

　10.9インチのLiquid Retinaディスプレイ（2360×1640ピクセル、264ppi、IPS、True Tone、500nit）を装備する第4世代のiPad Airは、トップボタンにTouch IDセンサーを側備えており、触れるだけでロックを解除する。

　容量は64GBか256GB。大きさは247.6×178.5×6.1mm。重さは458g（Wi-Fi+Cellularモデルは460g）。ホームボタンはない。

Touch ID

　iPadOS 14を搭載して出荷される。

　チップセットは5nmプロセスのA14 Bionic。6コアのCPUで、1世代前のiPad Air（A12 Bionic）と比べ、40％高速化。4コアのGPUでグラフィック処理も同じく前世代よりも30％速くなった。16コアのニューラルエンジンにより、1秒で11兆回の演算を処理できるとのことで、機械学習のパフォーマンスは70％向上した。

　Liquid Retinaディスプレイと高い処理性能を組み合わせ、ゲームコンテンツも、より豊かな表現を実現する。

　外部端子としてUSB-Cをサポートする。Smart Keyboard Folio、Magic KeyboardやApple Pencil（第2世代）も利用できる。手書きでのスケッチやメモの入力、PDFや写真などへの注釈など、ペンを使ったクリエイティブな作業を楽しめる。

　12MPのメインカメラはiPad Proと同じだが、シングルカメラ構成となる。Wi-Fi 6対応。LTEモデルもある。

　シルバー、スペースグレイ、ローズゴールド、グリーン、スカイブルーの5色をラインアップする。

　nanoSIM、eSIMをサポート。LTEの対応バンドは、バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、34、38、39、40、41、46、66。