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「Android 11」配信スタート、Pixelシリーズが先に楽しめる機能は?

 9月9日(日本時間)、Android 11の正式版がリリースされた。Pixelシリーズには配信が開始されており、いち早く体験できる環境となった。

 そのPixelシリーズには、Android 11の中でも他の機種より先駆けて楽しめる機能が盛り込まれている。

 それらの新機能は「Pixel first」として提供され、基本的には今後、Android 11を搭載する他メーカーの機種でも利用できるようになると見られるが、メーカーやモデルによっては採用しない可能性もある。

Googleマップで「位置情報を共有できるライブビュー」

 Android 11にバージョンアップしたPixelでは、Googleマップで、ロケーション(位置情報)の共有機能を備えた“ライブビュー”を利用できるようになる。

 自分の居る場所を友人と共有しつつ、画面の右にでるライブビューをタップすると、友人と自分の位置関係をARで示してくれる。

 公開された画像を見ると、2019年に登場したARナビと同じく、カメラで捉えた周辺の景色とGoogleマップのデータをマッチングしているようだ。矢印も示され、どちらに向かうべきか、わかりやすく案内してくれる。

チャットアプリで返信文を提案

 チャットアプリでは、入力アプリのGboardで、返信する内容を提案してくれる。「How are you?」という相手のメッセージに対して、たとえば「I'm good」などの案を用意するという形だ。

 自動的な処理とはいえ、処理は全て端末上で行われるため、やり取りする内容がどこかのサーバーへ送られることはない。

 この機能は、まず英語でのみ利用できる。また全てのチャットアプリで利用できるわけではないという。

毎日の習慣にあわせてアプリをおすすめ

 ユーザーの日々のルーティンにあわせ、アプリを推薦してくれる機能も用意される。たとえば午後、散歩するタイミングではGoogleマップ、夕方にはメディアアプリといった具合だ。

 推薦されたアプリのアイコンを長押しして、ドラッグし「このアプリは提案対象外にする」という欄に落とせば、対象外にすることもできる。

スクショ、コピペの新しい操作法

 テキストや画像選択、スクリーンショットなどで、新しい操作方法が用意される。

 たとえばスクリーンショット撮影後(撮り方は従来と同じ)、画面下に「スクリーンショット」というボタンが用意され、タップすると「編集(Edit)」などを選べる。

 アプリを集約するフォルダー名も、よりインテリジェントに提案してくれるようになるという。フォト、ニュース、ナビゲーション、フィットネスなど、テーマ別にアプリをすばやくグループ化すると、それにあわせたフォルダー名のネーミングになるようだ。

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