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QRコード自動改札機の実証試験、新宿駅と高輪ゲートウェイ駅で実施

 JR東日本では、スマートフォンや紙媒体のQRコードを使用したQR券の実証試験を新宿駅と高輪ゲートウェイ駅で実施する。新型コロナウイルス感染症の影響で延期していたもので、新宿駅では同社社員、高輪ゲートウェイ駅では一般モニターによる実証試験を行う。

 同社では、2月よりSuicaなどの交通系ICカードリーダーを改札機側面に配置した「タッチしやすい自動改札機」の実証試験を行っている。今回の実証試験では、同自動改札機を利用してQR券の使いやすさやQRコード読み取り部のかざしやすさなど、ユーザーの改札通過への影響を幅広く評価するという。

これまでの磁気券投入口やICリーダーの部分にQRコードリーダーを配置している

 新宿駅での同社社員による試験では、繰り返し使用する観点でのQR券の評価を、高輪ゲートウェイ駅で一般モニターを対象にした試験では、初めて使用する観点での評価を実施する。

 実験期間は、新宿駅で9日~30日、高輪ゲートウェイ駅で15日~30日(24日~27日を除く)に実施する。高輪ゲートウェイ駅での実証実験には、同駅を利用するユーザーに試験協力を依頼する場合がある。

 なお、同改札機はQR券の実証試験期間中も、IC専用改札として利用できる。実証試験終了後、改札機は順次撤去する。