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KDDI、2030年に向けた7つの技術分野へ注力「KDDI Accelerate 5.0」

 KDDIとKDDI総合研究所は、2030年を見据えた社会構想として「KDDI Accelerate 5.0」を策定した。リアルとネットの融合に向け、7つの技術分野へ注力する方針が示されている。

 「KDDI Accelerate 5.0」は、ネットワーク、プラットフォーム、ビジネスという3点で、次世代の社会の目指す姿を描いたもの。政府の目指す未来の社会像「Society 5.0」に向けたKDDIの取り組みとなる。

 ひとつめのネットワークでは、5G方式の整備で、ICTインフラとしての構築と継続的な発展を目指す。

 ふたつめのプラットフォームでは、グローバルの最新技術を取り込み、オープンな環境を整備していく。そして最後のビジネスは、大企業~スタートアップと企業の規模を問わず、幅広く協業を進めてデジタルトランスフォーメーションを進め、新たなビジネスモデルを生み出していく。

 構想を支える技術として、7つの分野への注力が示されている。その分野とは、ネットワーク分野、セキュリティ分野、IoT分野、プラットフォーム分野、AI分野、XR分野、ロボティクス分野。

 リアルとネット(フィジカル空間とサイバー空間)の融合が5Gでさらに進むとして、サイバー空間をより安心便利に使えるようにするとともに、AIやXR、ロボティクスでフィジカル空間へフィードバックする技術の研究開発を強化する。

 両社からは今後、「KDDI Accelerate 5.0」に沿った具体的な取り組みが発表されると見られる。