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キッザニア、館内をスマート化――大型サイネージで空き状況確認ができるように

 KCJ GROUPは、運営する「キッザニア東京」「キッザニア甲子園」で、館内のスマート化に着手する。来場者と従業員双方の利便性向上、安心安全性の向上を図る。

 7月上旬から、パビリオンで体験できるアクティブティについて、それぞれの各回定員に対する空き状況や開始時刻などの情報を、館内に設置した大型デジタルサイネージにリアルタイムで表示する。

館内に設置する大型デジタルサイネージ

 来場者は、各パビリオンまで移動しなくても、サイネージで約60種類のパビリオン、約100種類のアクティビティについての情報をワンストップで取得できる。

 来場者の利便性の向上のみならず、館内の狭い通路の混雑軽減につながるため、「3つの密(密閉、密集、密接)」を避けたより安心安全な環境で、キッザニアでの体験を楽しめるとしている。

 また、アクティブティの受付業務の一部をIT化する。こども達の体験をサポートするスーパーバイザーは子どもたちが提示する「JOBスケジュールカード」内のQRコードを専用端末で読み込み、操作するだけで受付業務の一部を完了できる。

 手作業で行っていた業務が簡素化され、子どもたちとのコミュニケーションにより集中できるようになるという。

アクティブティの受付業務のイメージ

 今後は、スマートフォンアプリ「キッザニア・ジャパン」を2021年1月を目処にリニューアルする。アクティビティの空き状況や、過去の来場日時やアクティビティの体験記録の閲覧機能などを備える。来場者に、よりスマートにキッザニアを楽しめるコンテンツの提供を検討していくとしている。