ドコモが「5G SIM」×「4G端末」の動作情報リストを公開、利用不可の機種も

　NTTドコモは、同社ホームページにて、5G契約のSIMを4G端末に入れて利用した場合の動作リストを公開した。利用可能の機種や、制限事項がありながらも利用できる機種、利用不可能の機種が並べられている。

仕様上の動作情報。ドコモのPDFより

　同社では、原則として5G契約のSIMは、5G対応端末で利用することを推奨している。5G契約のSIMを4G端末で動作する場合は、動作保証対象外としているが、“仕様上”の動作情報リストが明らかにされた。ドコモの5Gページから「5Gのご契約とご利用機種に関するご注意事項」にて公開されている。

　リストの一例を挙げると、iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max/XS/XS Max/XRは、利用可能となっているが、それ以前のiPhoneシリーズでは利用不可となっている。Android端末は利用不可の機種が多く、「Galaxy S10 SC-03L」「Xperia 5 SO-01M」「AQUOS zero SH-01M」「arrows Be3 F-02L」「LG style2 L-01L」「Google Pixel 3/3 XL/3a」などのスマートフォンは利用可能となっている。

　そのほか、iPadなどのタブレットの動作情報も明らかにされている。

　一部機種では、一時的なネットワークの輻輳時や障害時などに、圏外状態になるなどの制限事項があるとされている。いくつかの事項は、対処方法が公開されているが、対処方法が確認できないものもある。