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児童生徒1人に1台の端末を、GIGAスクール構想の実現に向けてドコモがホットラインを設置

 NTTドコモは、NTTグループ各社、内田洋行グループと、政府が打ち出した「GIGAスクール構想の実現」を支援するため、自治体や学校からの問い合わせに対応する「GIGAスクールホットライン」を開設した。期間は2021年3月31日まで。

文部科学省の資料より

 GIGAスクール構想は、教育における全国一律のICT環境整備を目的として、児童生徒1人1台の端末の整備や、校内通信ネットワークの整備などをしていくというもの。「GIGA」はGlobal and Innovation Gateway for Allの略。令和元年度の補正予算額に2318億円が盛り込まれた。

 構想では、1人1台環境に向けて、導入する端末の仕様などが定義されている。たとえば、iPadの場合、ストレージは32GBで、ディスプレイ10.2~12.9インチ。Windowsの場合、OSはWindows 10 Proで、CPUはIntel Celeron 同等以上、ストレージは64GBメモリは4GB、ディスプレイは9~14インチかつ2016年8月以降に製品化されたものが条件となっている。

 これを受けて、同社は「デバイスの選定のポイント」「整備の進め方」など、自治体や学校からの問い合わせに対応する窓口「GIGAスクールホットライン」を設置した。受付窓口は、電話とメールが用意されている。3月9日にはWebサイトが開設される予定。受付時間は平日9時30分~17時。

 NTTグループからは東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社、NTTコミュニケーションズ、エヌ・ティ・ティ・データ、エヌ・ティ・ティラーニングシステムズが参加している。