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SprintとT-Mobile USの合併、米裁判所が承認

 ニューヨークの連邦地裁は11日(現地時間)、米国の通信事業者SprintとT-Mobile USの合併計画について、ニューヨーク州などが求めていた差し止め請求を棄却し承認する判決を下した。

 Sprintはソフトバンクグループの子会社。一方、T-Mobile USはドイツのDeutsche Telekomの子会社。

 ソフトバンクグループは2013年7月にSprintを買収完了し、2014年夏ごろからT-Mobile USの買収を検討していた。合併について一時は破談になったが、2018年4月に合併で合意。2019年10月までに米司法省と米連邦通信委員会(FCC)の承認を得ており、合併の取引に必要な連邦規制当局の承認がすべて完了していた。

 合併が完了すれば、Sprintはソフトバンクグループの子会社から外れることになる。