KDDI、機械学習のデータを自動匿名化する「Deeping Source」に出資

　KDDIは、ベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じて、データの自動匿名化技術を持つDeeping Sourceに出資した。

Deeping Sourceと従来の匿名化方法の比較

　Deeping Source社が保有する技術は、従来の部分置換や暗号化といった匿名化方法よりも、データによる解析やAIによる機械学習への利用が適した形で匿名化を可能にする「Deeping Source」というもの。

　データの取扱量はグローバルで増えているが、一方で、プライバシーに関する個人情報保護法の規制強化が世界各地で行われており、合法的に信頼性の高いデータの収集ニーズが増えてきていることが出資の背景にあるとした。

　KDDIグループのARISE analyticsが持つ画像解析技術と事業共創を進め、企業のデータセキュリティをサポートしていくという。