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Appleがグローバルの携帯端末市場において引き続き利益トップ
2020年1月8日 12:19
カウンター・ポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ(香港)は、2018年第1四半期~2019年第3四半期までの携帯端末市場の利益についての調査を発表した。
同調査によると、携帯端末事業は世界全体で利益が下落しており、2019年第3四半期は前年同期比11%の下落、120億米ドルだった。ハイエンド機の差別化要因が薄くなり、エントリー~ミドルレンジが注目を集めたことに加え、主要なメーカーの売上が減少したことを主な要因としている。
年間の売上を伸ばしたメーカーは上位10社の中ではサムスン電子とファーウェイのみだった。iPhoneを擁するAppleは、利益ベースで66%、売上ベースで32%と引き続き高水準を維持した。カウンター・ポイント社では、日本や米国などで安定した顧客基盤を築いており、サービス事業の戦略を加えることで今後も安定した売上を保障すると分析している。
中国メーカーについては、手頃な値段が魅力でサービスを基にしたマネタイズの動きがあるとした上で、利益率は低水準に留まり、製品サイクルの長期化やAppleの値下げなどにより、スマートフォンの平均売価を伸ばすことが難しくなりつつあると指摘。
今後の数四半期については、5Gによる買い替え需要が予測されており、中国メーカー勢はこれを契機に平均売価の向上を狙う可能性があるが、同時に部品コストの上昇が見込まれるため、利益マージンへの効果は薄いとした。