ニュース

年頭所感2020:京セラ谷本社長

年頭訓示

京セラ株式会社
代表取締役社長
谷本秀夫

 本年は、次世代通信規格5Gの商用サービスが本格的に広がっていく。5Gのインフラおよび携帯端末市場は、想定を上回るペースで立ち上がってきている。この市場へは当社も数多くの部品を供給しており、この絶好の機会を確実に捉えるべく、取り組んでいく。

 5Gは、モバイル通信の超高速大容量に加え、超低遅延、同時多数接続が実現されることから、IoT、AI、クラウドコンピューティング、エッジコンピューティングといったデジタル技術との組み合わせにより、車の自動運転、遠隔医療、建設現場の重機などの遠隔操作による作業の無人化なども可能となる。

 同時に、これらのデジタル技術の進展は、単に製品、サービス、ビジネスモデルのイノベーションに止まらず、ものづくり、働き方や人々の生活など、産業や社会全体に大きな変革をもたらす。これからますますデジタル化が進み、仕事の仕方、働き方も大きく変わっていくと考える。これらの変化を真正面から受け止め、変化に対して積極的に取り組む。

 本年は、変化を恐れず、高い目標に向かって果敢にチャレンジすることで、京セラグループが更に大きな成長に向けて飛躍できる年としたい。

(画像:2019年11月の第2四半期決算説明会資料より)