ニュース

消費者庁がLINEモバイルに課徴金納付命令、エントリーパッケージの表示で

 消費者庁は、LINEモバイルに対し、エントリーパッケージに関する同社のWebサイトの表示が景品表示法に違反するとして、7月に行った措置命令について、景品表示法第8条第1項の規定に基づき、243万円の課徴金納付を命じた。

 エントリーパッケージは、事前に購入し、記載されているコードを申込時に入力すると、サービスの登録に必要な登録事務手数料3000円が不要となるとされていたもの。ECサイトでは数百円で販売されている。

 2017年11月14日~2019年1月8日の期間中、同社Webサイトに「エントリーパッケージを事前にご購入いただくことで、登録事務手数料が不要となります」と表示され、あたかも、LINEモバイルのすべてのプランの登録事務手数料3000円が不要となるように受け止められる表示をしていた。

 しかし、実際には、データSIMの「LINEフリープラン」の申込時には、エントリーパッケージが使用できなかった。同プランの申込時に利用できないことは記載されていたが、直接的に表示していない点や、表示がかけ離れた場所に記載されている点から、消費者の誤解を招くと判断され、7月に措置命令が出されていた。

 LINEモバイルの公式ブログには、お詫びが掲載されている。同社は引き続き、再発防止に向けて取り組んでいくという。