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集中度に応じてオフィスの照明をコントロール、KDDIらが実証実験

 KDDI、Think Lab、東芝ライテックは、未来のオフィス空間の創出に向けて、個人の集中度に応じた照明制御の実証実験を2020年1月から共同で行う。

 実証実験を前に、東芝ライテックのオフィスで予備実験が行われた。実験に参加する従業員はメガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME」を着用して通常の業務を行い、集中度を測定。広い範囲を照らす通常の照明(全般照明)とスポットライトのような局所照明を使い分け、集中度への影響を調査した。

 予備実験の結果、集中できる照明環境は個人や作業形態によって異なり、個人の集中度に応じた制御の必要性が確認できたという。

 本実験では、JINS MEMEで計測する「瞬き」「視線移動」「姿勢」などのバイタルデータ、オフィスの「温湿度」「二酸化炭素」などの空間データをKDDIのIoTゲートウェイで収集。集中度を分析し、従業員の状態にあわせて個別に照明を制御する。