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ソニーが多機能シーリングライト開発、スマホ連携でリモコンや会話機能

 ソニーは、LEDシーリングライトと家電リモコンやインターホンなどの機能を組み合わせたマルチファンクションライトを開発した。3月下旬に商品化が予定されており、住宅会社向けに販売される。

ソニーが開発しているマルチファンクションライト。中央部がマルチファンクションユニット

 マルチファンクションライトは、東芝ライテックとの技術提携により開発されるLEDシーリングライトと、中央に取り付けられるマルチファンクションユニットからなる。天井照明用ソケットに取り付けて利用する。

 マルチファンクションユニットには赤外線リモコンの機能が搭載されており、Wi-Fi経由でスマートフォンの専用アプリからエアコンやテレビの操作が可能で、外出先からも操作できる。Wi-Fi経由ではスマートフォンの音楽をユニットに搭載のスピーカーから再生することも可能。ユニットにmicroSDカードを装着して音楽を再生することもできる。

 ユニットにはマイクが内蔵され、インターホンとしてスマートフォンとの間で会話ができる。ユニットに伝言メッセージを残すことができ、家族が帰宅するとメッセージを再生するといった利用も可能になっている。

 ユニットに搭載の人感センサーで、自動的に照明やエアコンなどのオン・オフが可能。防犯用のセンサーとして利用できる設定も用意される。

 マルチファンクションユニットに搭載のセンサー類は、人感センサー、照度センサー、温度湿度センサー、赤外線コントローラー。マイク、スピーカーを搭載し、スピーカーは直径46mmのフルレンジユニットでバスレフ方式。出力は最大約5W。Wi-FiはIEEE802.11 b/g/n。大きさは225×70mmで、重さは1.1kg以下。

 LEDシーリングライトは8畳用で、色温度は2700K~6500Kまで調整可能。大きさは660×95mm、重さは約3.9kg以下。傘の部分の色はソリッドホワイトとトランスペアレントホワイトの2色がラインナップされ、消費電力はソリッドホワイトが53W、トランスペアレントホワイトが42W。

太田 亮三