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KDDI高橋社長「楽天には気を引き締めて」

 KDDIが1日に開催した第2四半期決算発表のなかで、同社代表取締役社長の高橋誠氏は、楽天の動きについて言及した。

 楽天が10月からのサービススタートを「無料サポータープログラム」としてスモールスタートの形で幕を開けたことに対して高橋氏は「前から申し上げていたが、仮想化ネットワークと実際のネットワークを構築することは別問題。基地局整備はそう簡単ではない」と指摘。

 上から目線のようになってしまうがと前置きした上で「10月1日までに基地局が揃うとは思っていなかった。(スモールスタートの形になったのは)まあ、そうだろうなあという感じ」とした。

 その上で、高橋氏は「基地局はこれから、2000、3000と増えるだろう。楽天もかなりの態勢をとって臨んでいる。気を引き締めてこちらも態勢を作っていく」と語った。

 また、現在の楽天がau回線とのローミングに用いているS8リンクについて、「開発環境の影響でこうなったが、S10に移行していきたいと思う」とした。