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OPPO日本法人のトウ氏が語る「Reno A」への意気込み

 オッポジャパン(OPPO)は8日、新しいSIMロックフリースマートフォン「Reno A」を発表した。18日に発売される予定で、日本市場向けにカスタマイズされたモデルという。発表会場では同社代表取締役のトウ・ウシン(鄧 宇辰)氏が報道陣の質問に、「Reno A」にまつわる意気込みなどを語った。

トウ氏

 2018年1月の日本市場参入から1年9カ月。トウ氏は「日本市場を研究してきた」と説明。今夏誕生したRenoブランドは「重要なシリーズで、ミドルレンジ~ハイエンドまでカバーしている」(トウ氏)製品群で、今夏登場したハイエンドモデル「Reno 10x Zoom」に続いて今回、日本向けにカスタマイズされたReno Aが登場することになった。

8日の発表会にはCMキャラクターの指原莉乃も登場した

 トウ氏は「シェアの目標はない。(生産台数はこれまでと比べどうなる? という問いに)かなり増える。まだ足りない。ニーズに応えられるよう生産したい」と明確な数値の開示は控えつつも、「Reno A」への自信を垣間見せる。楽天モバイル以外のキャリアでの採用については「我々は本分を尽くすだけ。製品作り、ブランドを作るだけだ」と粛々と回答する。

Reno A

インタビュー一問一答

 会見後、トウ社長へのラウンドテーブル形式でのインタビューが行われた。主なやり取りは以下の通り。

――日本市場はどう特殊なのか。

トウ氏
 キャリアのシェアがとても高いことが挙げられます。そのため、品質、信頼で求められるレベルが高い。ユーザーの美的感覚、基準も高い。これが日本市場の特徴でしょう。確かに難しい市場だがチームも鍛えられます。

――日本限定モデルの開発は難しいのでは?

トウ氏
 わたしたちのモットーは変わらず、「市場に沿っていく」ということです。(2018年9月発売の)「R15 Pro」はFeliCa対応で、6万円台でしたが、発売直後、すぐに売り切れました。自信もできましたた。難しさはありますが、自信も生まれており、やるべきことを一貫してやっていくことになります。それが唯一の方向性だと思っています。

――(CMキャラクターの指原莉乃にちなみ)型番をReno Sにしよう、というアイデアはなかったのか?

トウ氏
 もともとは「Reno J」にしようと思っていました。Japanですから。ただ、聞きやすさなどからAを選びました。

――以前はグローバルモデルに自信があるということだったが、日本向けモデルはいつから計画したのか。

トウ氏
 2018年末から計画がスタートしました。

――防水・防塵性能がIP67だが、日本市場では今、IP68が一般的なスペックだ。

担当者
 IP68を目指すが、水深1.5m水準で検証しています。今後はIP68を目指します。防水やFeliCaは日本市場のニーズが高いのですが、日本独自で求められるものはそれだけではありません。NTTドコモのVoLTEにも対応していますし、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルに全て(のネットワークに)対応し、なおかつDSDVもサポートしています。

――価格戦略をどう見ているのか。

トウ氏
 特に戦略というものはありません。当社が提供するモデルは、楽天モバイル向け以外はSIMフリーだけになります。5~7万円代でも良い製品を打ち出していきたい。

――ニーズが見えてくればラインアップは絞るのか。

トウ氏
 グローバルベンダーとしては全ての価格帯を提供していきたいと思っています。