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ガーミン「fēnix 6」シリーズを発表、長寿命化や同社初のソーラー充電対応モデルも

Amazon Music対応や画面大型化など機能を強化

 ガーミンジャパンは、スマートフォンと連携できるGPSウォッチの新モデルとして、「fēnix 6」シリーズを9月12日より発売する。予約受付は9月5日に開始する。

左より、「fēnix 6S Sapphire Gray Rose Gold」「fēnix 6X Pro Dual Power Ti Black DLC」「fēnix 6 Sapphire Ti Gray」

 「fēnix 6S」6モデル、「fēnix 6」5モデル、「fēnix 6X」2モデルを用意する。前シリーズ「fēnix 5 Plus」の機能に加え、バッテリーのさらなる長寿命化、パフォーマンス計測機能の搭載、大型ディスプレイ化を実現した。

 価格はバンドの素材やカラーなどで異なり、fēnix 6Sが6万5000~11万3000円(税別、以下同)、fēnix 6が7万~11万3000円、fēnix 6Xが11~13万円。また、Garmin初となるソーラー充電機能を搭載した「fēnix 6X Pro Dual Power」3モデルも2019年冬に発売予定で、価格は13~17万円。

 fēnix 6XのGPSモード時では最大60時間稼働と、従来の2倍の稼働時間を実現。また、新機能「パワーマネージャー」によって、GPSや地図、心拍機能など使用機能のカスタマイズでき、アクティビティの目的に合わせて最大限のバッテリー稼働時間を得られるという。残り稼働時間はパーセントではなく、残り時間で表示することで電池残量を把握しやすくしている。

 ハイエンドモデルの「fēnix 6X Pro Dual Power」には、Garmin初のソーラー充電機能を装備する。スマートウォッチモードで1週間毎日、3時間程度日光(約5万ルクス)に当てれば、合計約24時間分のソーラー充電ができる。

 fēnix 6Xでは、従来機のfēnix 5Xに比べ36%大型化した1.4インチディスプレイを搭載し、fēnix 6も1.2インチから1.3インチに拡大した。これにより、アクティビティで1画面に表示可能なデータ項目が従来の最大4データから最大8データまで強化された(fenix 6S、fenix 6 silverを除く)。

 8月22日から連携を開始したAmazon Musicに対応するほか、Spotify、LINE MUSIC、AWAなどの音楽アプリが利用可能。また、PCから最大2000曲の音楽を保存して再生できる。なお、fēnix 6s、fēnix 6 silverは音楽機能に音楽機能に非対応。

 新機能「PacePro」を搭載し、ランニングなどレースのペース戦略をより緻密に行える。あらかじめレースのコースや目標タイムを設定すると、アップダウンを考慮した区間ごとのペース配分を作成し、最適なペースをキープするのに役立つという。PaceProの機能は、10月以降に予定されているソフトウェアのアップデートで対応する。

 地図機能には、道路地図、登山地図、国内外4万1000のゴルフコース情報に加え、世界中にある約2000のスキーリゾートのデータを収録。

 また、決済機能(Garmin Pay)や、衝撃を感知して登録済みの連絡先へ位置情報とともにメッセージを送るセーフティ機能、心拍の変動などを基に、カラダのエネルギーの残量を表すボディバッテリー、登山やサイクリング向けのClimb Proなども利用可能。

 対応するスポーツのアクティビティは、ランニング、トレイルランニング、プールスイム、サイクリング、ゴルフ、クライミング、スキー、SUPボートなど。

 このほか、ライフログ機能(ステップ数、上昇階数、睡眠状況、消費カロリー計測、ストレススコアなど)、ナビゲーション、通知機能などの各機能を備える。

 位置測位の対応衛星としてGPS、GLONASS、Galileo、みちびき(補完信号)をサポートする。内蔵センサーは光学心拍計、気圧・高度、温度計、コンパス、ジャイロ。防水性能は100m防水(10ATM)。