ニュース

KDDI、キックボードシェアリングサービスのLimeに出資、福岡で実証実験へ

 KDDIは、有望なベンチャー企業への投資を目的とした「KDDI Open Innovetion Fund 3号」を通じて、電動キックボードのシェアリングサービス「Lime」を展開するNeutron Holdings(以下、Lime)へ出資したことを発表した。今後、福岡での実証実験を予定している。

 Limeは、25カ国、100以上の都市でライドシェアリングサービスを提供している米国企業。設立から約1年半で時価総額10億ドルの企業となった。KDDIは、ライドシェアリングは社会課題の解決と直結しており、今後の成長が見込めるため出資に至ったとしている。また、IoTによるデータ活用をはじめとした、Maas事業や決済、ホテル事業なども含めたスマートシティの促進におけるシナジーを見込んでいるという。

 福岡県での実証実験は、福岡市の貝塚公園で9月7日~8日に行われる。検証内容は、Limeの最新車両の安全性の確認と、安全担保のための追加検討要素の検出(レクチャー・保険)を予定している。

 KDDIは「現行の道交法では、電動キックボードは原動機付き自転車となるため、公道走行にはナンバー装着が必須。特区化および、法改正を目指していく」としている。