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スマホのWi-Fi信号でユーザーの国と地域を判別、トイレ内の使い方や観光案内表示に活用

 ゼンリンデータコムは、TOTOの協力のもと、スマートフォンのWi-Fi信号を利用してユーザーの国・地域を判定し、ユーザー応じた言語でトイレの使い方などをタブレットに表示するサービス「インフォメーショントイレ」の実証実験を「TOTO宮島おもてなしトイレ」(広島県廿日市市)で、2019年8月1日から実施する。

 インフォメーショントイレでは、トイレ内に設置されたセンサーがスマートフォンのWi-Fi信号を感知し、信号を利用してユーザーの国と地域が判別され、タブレットにトイレの使い方や観光情報などが表示される。実証実験では、英語・簡体字中国語・韓国語・日本語に対応する。

 Wi-Fi信号から分析する技術は、ウォークインサイトが提供する「トラベルインサイト」というサービスにより実現される。新たに、判別結果を機械学習アルゴリズムにより、リアルタイムにアウトプットする仕組みが実験導入される。