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タクシーアプリ「MOV」、大阪・京都で利用可能に
AIで乗客を探す「AI探客ナビ」、年内開始
2019年7月8日 13:52
DeNAは、AIの活用をうたうタクシー配車アプリ「MOV(モブ)」について、大阪府と京都府でのサービスを開始した。
サービス提供にあたり、大阪府では3社、京都府では9社のタクシー事業者と提携した。大阪では他のタクシー事業者との連携も随時進められる。
地域 | タクシー事業者 | 対象エリア |
大阪府 | 近鉄タクシー 国際興業大阪 新大阪タクシー | 大阪市域エリア(大阪・堺・東大阪・八尾・守口・門真・吹田・豊中の各市) 北摂エリア(池田・箕面・茨木・高槻・摂津の各市と島本町) 河南エリア(松原・藤井寺・柏原・羽曳野、富田林・河内長野・大阪狭山の各市と南河内郡の各町村) |
京都府 | アオイグループ(アオイ自動車株式会社・ギオン自動車株式会社) ぞうさんタクシーグループ(洛東タクシー株式会社・ホテルハイヤー株式会社) 比叡タクシー株式会社 帝産京都自動車株式会社 都タクシーグループ(都タクシー株式会社・西都交通株式会社・都大路タクシー株式会社) | 京都市(右京区旧京北町地域は除く) 向日市、長岡京市、大山崎町、久御山町、八幡市、宇治市、城陽市、宇治田原町、井手町、和束町、精華町、木津川市、京田辺市、笠置町、南山城村 |
AI探客ナビ、まずは神奈川で
さらに同社では、今後、AIを用いて需給予測を行い、効率的にタクシーが乗客に出会えるようナビゲーションする「AI探客ナビ(仮称)」を年内にも神奈川県でスタートする。
競合他社も同様の機能を手がける中、DeNAでは、希少や公共交通機関の状況、イベントなどの需要に関するデータと、運行中のタクシーから得られるプローブデータを組み合わせて解析。タクシードライバーは、AIが解析した結果に基づき、ドライバー自身の手で目的地を入れずとも、AI探客ナビ(仮称)の指示にあわせて運転すれば効率的に乗客を探せる。結果的に乗客はよりスピーディにタクシーを利用できるようになる。過去に行った実験では、実際に収入が上がったり、ドライバー自身が納得したものになっていたりするなど、好評だったという。