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レノボがGoogle アシスタント搭載スマートディスプレイを発表、10インチと4インチの2機種
2019年7月8日 12:30
レノボ・ジャパンは、Google アシスタントを搭載するスマートディスプレイ「Lenovo Smart Display M10」「Lenovo Smart Clock」の国内販売を発表した。7月9日から予約販売を行い、7月19日に出荷を開始する予定。
価格は、10.1インチの「Lenovo Smart Display M10」が2万2800円(税別、以下同)、4インチの「Lenovo Smart Clock」が9100円。
Lenovo Smart Display M10
Lenovo Smart Display M10は、10.1インチの大画面モデル。キッチンやリビングでの利用に適したモデルで、最大8m離れた場所からの音声操作も受け付ける2つのマイクを搭載し、低音を増すデュアルパッシブツイーターなどによりスピーカーも強化。バンブー調のナチュラルデザインを採用した。
「Google Duo」によるビデオ通話用に約500万画素のカメラが搭載されており、通話時は縦置きにして、大画面をフルに使って通話相手のスマートフォンなどからの映像を大きく映すこともできる。プライバシーに配慮し、カメラを使用しない際はレンズを覆い隠せるプライバシーシャッターを装備している。
Googleが6月に日本での販売を開始した「Google Nest Hub」とアプリケーションの互換性を保っており、動画ニュースなどのコンテンツも同様に視聴できる。
Lenovo Smart Clock
Lenovo Smart Clockは、ベッドサイドに設置するのに適した4インチの小型モデル。同じくGoogle アシスタントを搭載するスマートディスプレイの一種だが、「スマートクロック」として、アラーム機能を中心にカスタマイズされている。
アラーム設定時間の30分前から徐々にディスプレイを明るくすることでスムーズな起床を促す「めざましディスプレイ機能」や、就寝時のためのリラクゼーションサウンド機能を搭載。ショックセンサーを使って通常の目ざまし時計のように本体の上を軽く叩くだけでアラームを止めることができる。
Google アシスタントのルーティン機能を使って起床時に照明やエアコンをまとめて操作するといった使い方も可能。背面にはUSBポートを備え、スマートフォンなどを充電できる。
ベネット社長「何かを解決できるスマートホーム機器でないと成功できない」
レノボ・ジャパンのデビット・ベネット代表取締役社長は、スマートディスプレイを「目覚まし時計」という別の形に仕立てた製品を投入する理由として、消費者が抱える何らかの課題を解決できるデバイスでないと日本市場では成功できないと語った。
先進国の中では日本はスマートホームがあまり普及しておらず、一方で高性能なAI炊飯器など、白物家電の延長線上にあるスマート家電は成功しているように、ユーザーの生活と密接に関わる価値を打ち出せれば評価されると説明。寝不足がちな現代人に向けて、睡眠の質と日常生活の利便性を高める新領域のデバイスとしてスマートクロックを投入する。