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5Gを利用したエッジコンピューティング向けプロジェクト「Akraino」の初回リリース
2019年6月12日 18:22
Linux Foundation傘下のLF Edgeは、エッジコンピューティング向けプロジェクト「Akraino Edge Stack リリース1(Akraino R1)」の提供を開始した。
エッジコンピューティングとは、サーバーを集約しデータを集中処理するクラウドコンピューティングと異なり、スマートフォンなど、ネットワークに近い場所にサーバーを配置し、分散データ処理や低遅延応答が特徴のネットワークコンピューティング技法。
Akrainoは、IntelとAT&Tが推進する、携帯電話キャリアのエッジクラウドサービスにおいて、常時稼働が求められるシステムの信頼性の確保を支援することなどを目的としたプロジェクト。
Akraino R1には、電気通信向けのエッジクラウドプラットフォームとして、5Gにおけるさまざまな要素を外部のアプリケーションで制御できるようにする準リアルタイムのRAN IC(Near-RT RIC)をサポートするなど、10個の検証済みで使用可能なブループリントが含まれている。
プロジェクトでは、産業用IoTや5Gコアネットワーク、vRAN(仮想化RAN)、uCPE(ユニバーサルCPE)、SD-WANなど、さまざまなユースケースに対応した共通フレームワークをさらに開発しているという。
コミュニティではすでにR2を計画中で、ブループリントの強化や追加、ブループリントの検証の自動化ツールなどが含まれる予定。