「Android Q Beta 4」公開、正式リリースは7月～9月

　グーグルは、Androidの次期バージョン「Android Q」の最新ベータ版を公開した。アプリ開発者などに向けて提供しているもので、今回の「Android Q Beta 4」では、APIが正式リリースに向けた最終版（APIレベル29）となった。

　Android Qには、5Gやフォルダブルスマートフォンなどの最新技術を想定した仕様が盛り込まれている。また、プライバシー保護やセキュリティ対策の取り組みが強化される。3月からベータ版が公開され、5月に更新された「Beta 3」では、グーグルの「Pixel」シリーズ以外に、ファーウェイやソニーモバイルなどの他社製端末でもテストできるようになった。

　Android Qの正式版は、2019年7月～9月に提供開始される。現時点ではリリースまでに、「Beta 6」まで6段階のベータ版が提供される予定。

　今回の「Beta 4」で正式版と同等のAPIが実装されたことにより、アプリ開発者は、ユーザーがAndroid Qを利用し始める時期に合わせて自社アプリのAndroid Qへの対応を済ませておくことができる。