ポケモン交換できるクラウドサービス「ポケモンホーム」、2020年に登場

　ポケモン社とゲームフリークは、人気ゲーム「ポケットモンスター」をクラウドで結ぶ新サービス「ポケモンホーム（Pokémon Home）」を2020年初旬より提供する。

Pokémon Homeの機能

　Pokémon Homeは、ニンテンドー3DS、Switch、スマートフォン（Pokémon Go）で提供されるポケモンシリーズを結びつけるクラウドサービス。

　詳細は今後明らかにされると見られるが、29日時点では、ハードやタイトルの違いを超えつつ、それぞれの（ポケモンの）価値を大事にしながら、ユーザーがゲットしたポケモンを連れていけるという。将来的には、集めたポケモンと遊べる機能が導入されるという。

　また、交換機能が実装されるとのことで、スマートフォンがあれば、その場にいる友人だけではなく、ネットを介して世界中の人たちと交換できる。

拡大するポケモンの世界

　29日のポケモン社事業戦略説明会で壇上に立ったゲームフリークの増田順一氏は、「携帯ゲーム機から始まったポケモンは、Switch向けに提供されているほか、Pokémon Goでトレーナーになった方もいる。ポケモンを取り巻く環境は昔では考えられないほど大きく複雑なものへと変化した」とユーザー層が急激に拡大したことを紹介する。

ゲームフリークの増田氏

ポケモンの石原氏（左）と握手する増田氏（右）

　その一方で、携帯ゲーム機で連綿と遊び続けている方もいることに触れた増田氏は「ポケモンがソフトを超え、ハードを超えるかけがえのない存在になっている。ポケモンならではの世界観を形成してきた」と解説する。

　「Pokémon Home」は、膨れあがるポケモンとのタッチポイントとして位置づけられ、増田氏は「多様化したポケモンの世界が一カ所に集まる場所を作り、そこを起点に、さまざまなソフトとポケモン、人と人を繋ぐ新たな体験を提供する」と狙いを語った。