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「定額でコーヒー飲み放題」――ビューンが店舗のサブスクリプションサービスを支援

 電子書籍サービスなどを手がけるソフトバンク傘下のビューンは、実店舗のサブスクリプション(月額課金)型サービスの導入を支援する「Sub.」の提供を開始した。

 「Sub.」は、定額制のサービスを導入したい飲食店やカフェ、美容室、整体院などを支援するシステム。継続課金の仕組みや会員管理などの機能をワンパッケージにまとめ、独自にサブスクリプション型サービスを導入することが難しかった店舗でも低コストかつ手軽に導入できる。

 開始時点では、「PRONTO IL BAR ウィング新橋店」「Re.Ra.Ku/まいにちストレッチ」「HIGH FIVE SALAD」「Coffee Base KANONDO」「空陸屋/空陸屋Plus」「HIBIYA DELI&CAFE」「将棋カフェCOBIN」の7社22店舗が導入。「コーヒーが1日2杯まで飲み放題」「猫カフェを1カ月利用し放題」といった定額制のサービスが提供される。

店舗サービス内容月額料金(税込)
PRONTO IL BARコーヒーが1日2杯まで飲み放題2500円
Re.Ra.Ku/まいにちストレッチボディケア・肩甲骨ストレッチ30分コースを1カ月5回まで1万5000円
HIGH FIVE SALADグリーンスムージーを1カ月30杯まで飲み放題3000円
Coffee Base KANONDOスペシャルティコーヒーを1カ月25杯まで飲み放題5400円
空陸屋/空陸屋Plus猫カフェを1カ月利用し放題5184円
HIBIYA DELI&CAFEコーヒー・紅茶などを1カ月20杯まで飲み放題2160円
将棋カフェCOBIN将棋カフェを利用し放題(平日)9800円

 チケットの販売や管理は「Sub.」のWebサイト上で行われ、利用者は各店舗に設置されるQRコードやSub.のサイトからチケットを購入・提示する。また、ユーザーはチケットを贈ることもでき、受け取った人は会員登録不要で簡単に利用できる。

 ビジネスモデルとしては店舗からの基本料金・販売手数料で収益を確保し、ユーザーの負担はない。1カ月、あるいはそれ以上の期間でまとめて安く利用できるようにすることでユーザーにメリットを感じてもらい、固定客を増やす。

 店舗側のメリットとしては、競合店舗への流出や天候による客足の変化などを抑えることができ、収益の安定化につながると同時に、Sub.を通じた集客もできる。