ニュース

IIJのフルMVNO、Omnichargeのモバイルバッテリー充電ステーションに採用

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、法人向けに提供しているフルMVNOサービス「IIJモバイルサービス/タイプI」が、米Omnicharge社のモバイルバッテリー充電ステーション「Omni Power Station+」に採用されたと発表した。

 「IIJモバイルサービス/タイプI」は、NTTドコモの通信網を使うMVNOサービス。加入者管理機能(HLR/HSS)をIIJ側が持ち、SIMカードの発行や電話番号の発番も自社で行う「フルMVNO」となっている。

Omni 20+

 「Omni Power Station+」は、Omnicharge社のモバイルバッテリー「Omni 20+」を最大10台セットできる充電ステーション。企業や自治体がモバイルバッテリーの貸出を行うための設備として設計されている。Omni Power Station+には各バッテリーの残量や持ち出し状況を管理する機能があり、その通信手段としてIIJモバイルサービス/タイプIを採用した。

 法人用途におけるフルMVNOの利点として、SIMの開通・中断を管理者が切り替えて柔軟に運用できる「SIMライフサイクル管理」機能が挙げられる。機器を利用しない期間にはSIMを中断状態にしておき、必要な時に開通させることでコストを抑えられる。

 Omni 20+およびOmni Power Station+は、日本ではシネックスジャパンが販売代理店として取り扱う。Omni 20+はUSB出力とAC出力が可能な2万400mAhのモバイルバッテリーで、価格は2万5704円(税込、以下同)、Omni Power Station+は5口のモデルで25万344円、10口のモデルで43万8264円。