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翻訳デバイス「ポケトークW」、国内利用不可の周波数帯を使用
問題を修正するアップデータ配信
2019年1月25日 19:11
総務省は、ソースネクストが販売する翻訳デバイス「ポケトークW」が電波法で規定されている技術基準に適合していない事実が判明したとして、同社に対して必要な措置をとるように要請した。
総務省によれば、Wi-Fi用の周波数として国内での利用が認められていない周波数帯の電波が発射されているとともに、適合証明を受けていない周波数帯の電波を利用している状況だった。こうした端末を利用すると、他の機器の通信に影響を与える恐れがある。
このため、同省では、ソースネクストに対して、厳重に注意するとともに、早急に技術基準に適合するよう必要な措置を講じ、その内容と再発防止策を報告するよう要請した。
ポケトークを巡っては、過去に初代モデルでも技術適合認定の表示に不備があったとして修正対応を行っており、その際には新モデルとなるポケトークWでは同認定を取得していおり、同様の問題は発生しないとしていた。
【2019/1/25 20:30 追記】
ソースネクストでは、総務省からの要請を受け、1月25日付で技術基準に適合させるためのアップデータの配信を開始。利用が認められていない周波数帯と、適合証明を受けていない周波数帯の両方を使用しないようにソフトウェアが更新される。
後者の適合証明を受けていない周波数帯については本来使いたいはずだが、同社では、改めて適合証明を取得するかどうかについては今後検討したいとしている。