ニュース

PayPay、クレカのセキュリティコード入力回数を制限へ

 PayPayは14日、ユーザーに向けて、身に覚えのない請求があった場合、利用履歴や明細などを確認するよう呼び掛ける文書を公開した。同社では17日以降、クレジットカードのセキュリティコードの入力回数を制限する仕様変更を実施することも明らかにした。

 同社によれば、11日ごろから身に覚えのない請求が発生したという問い合わせが増えた。これまでに数十件の問い合わせが寄せられているという。

 PayPay自身からクレジットカード情報の流出はなく、他のサービスから漏洩したものと説明。不正利用されたかどうかはクレジットカード会社が判断することになるという。

 その一方で、セキュリティコードの入力回数を制限することになったのは、PayPayの決済手段にクレジットカードを追加する際、セキュリティコードの入力を何度でも試せる形になっていたため。セキュリティコードは、クレジットカードの裏面に記載された3桁の数字で、入力回数の制限がなければ、何度も試せばいつか正解に行き当たることになる。

 PayPayのアプリを利用してない場合でも、どこかで漏洩したクレジットカード情報が悪用される可能性がある。ひとまずクレジットカードの利用明細を一度は確認したほうが良いだろう。