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グラモ、LTE-M対応のスマートロックを2019年2月提供へ

 グラモは、日本で初めて「LTE-M」に対応したスマートロック「Glamo Smart Lock for LTE-M」を開発した。2019年2月を目途に、消費者向けや法人向けに発売する。価格はオープンプライスで、検討中とのこと。

 「Glamo Smart Lock for LTE-M」は、携帯電話の通信サービスで、省電力なLTE-M(Cat.1)方式に対応したスマートロック。携帯電話のサービスエリア内であれば、取り付けるだけですぐ利用できる。まずはKDDIのLTE-Mネットワークに対応する。月額利用料がどうなるか、現在検討中とのこと。

 従来型のスマートロックでは、インターネットへ接続するためのゲートウェイ設置やルーターの設定などが手間になっていたが、LTE-Mであれば、そうした課題をクリアできる。ただ、LTE-Mでは通信時の消費電力が大きい。通信間隔を広げることで消費電力を抑えられるが、その分、鍵情報の更新も長くなり、利便性も落ちてしまう。今回グラモでは、詳細を明らかにしていないが、独自技術で課題に挑戦。アルカリ単3電池で最長約2年間、駆動する一方、鍵情報をすぐ反映できるようにした。

 設置後は、スマートフォンにアプリをダウンロードし、スマートロックに添付されたQRコードを読み取るだけで、暗証番号の発行や削除、施錠・解錠ができるようになる。

 これまでのグラモ製品と同じく、シリンダーごと交換するタイプで、大規模な物件への導入・管理に対応。ドアの穴開けやビス留めといった加工は不要で、スマートフォンアプリからの操作のほか、テンキーによる暗証番号入力、NFC/FeliCa搭載のスマートフォンやICカード、手動での施錠・解錠も利用できる。複数のワンタイム錠も発行でき、第三者へ一時的な鍵を発行できる。