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iBeaconとEddystoneをサポートするBLEビーコン

 オカベマーキングシステムは、一つのビーコンで最大6種のデータフォーマットを発信する「マルチアドバタイズBLEビーコン」シリーズ3製品を8月23日に発売した。

「マルチアドバタイズBLEビーコン」

 同社によると、BLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンが人やモノとインターネットを中継するためのデバイスとして徐々に認知されているものの、現在販売されているBLEビーコンの多くは、iBeaconまたはEddystoneのどちらかの規格のみサポートするため、アプリやクラウドサービスによって各規格のビーコンを準備する必要があり、設定ならびに導入コストの面で課題があるという。

 新たに発売する「マルチアドバタイズBLEビーコン」では、iBeaconとEddystoneに両対応し、一つのビーコンで複数のデータフォーマットを同時発信できるため、データにあわせて複数のビーコンを設置・管理するコストを抑えられる。

 対応するデータフォーマットは、iBeacon、Eddystone(UID、URL、TLM)と、独自仕様のInfo(ビーコン情報)およびAcc(加速度センサー)の6種。このうち、Acc(加速度センサー)は「BLE-TM511」のみが搭載する。

最大6つのデータフォーマットを発信できる
ビーコンを複数購入するコストを削減

 ビーコン設定用のアプリはiOSおよびAndroid向けに提供される。利用料金は無料。アプリからの遠隔操作により、手が届きにくい高い場所などにビーコンを設置しても、設定変更が簡単に行えるという。

 同社は9月12日~9月14日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第20回自動認識総合展」に出展し、新製品の展示・デモンストレーションを開催する。イベントの開催時間は10時~17時、場所は東京ビッグサイト西4ホール、F-14。